歯磨きのときに歯茎から血が出ると、「最近ストレスが溜まっているせいかな?」と考える方もいらっしゃるようです。
確かにストレスは、お口の健康にも影響を与えます。しかし、歯茎の出血の背景に、歯周病が隠れているケースも少なくありません。今回は、歯茎の出血とストレス、そして歯周病との関係について解説していきます。
歯茎から出血する主な原因
歯茎からの出血で、もっとも多い原因は歯周病(歯肉炎・歯周炎)です。歯と歯茎の境目に歯垢(プラーク)が溜まると、歯茎に炎症が起こり、腫れて血が出やすい状態になります。
健康な歯茎は、ブラッシングで簡単には出血しません。出血は「歯茎が炎症を起こしている」というサインだと考えましょう。
ストレスと歯茎の関係
ストレスそのものが出血の直接の原因になるわけではありません。ただし、間接的に歯周病を悪化させることがあります。
免疫力が低下する
強いストレスが続くと、体の抵抗力が落ち、歯周病菌に対する防御力も弱まります。その結果、歯茎の炎症が起こりやすく、治りにくくなります。
唾液が減る
緊張や不安が続くと、唾液の分泌量が減りやすくなります。唾液には汚れを洗い流したり、細菌の増殖を抑えたりする働きがあるため、減ると歯周病菌が増えやすくなります。
歯磨きや生活習慣が乱れる
忙しさや疲れから歯磨きが雑になったり、睡眠不足や食生活の乱れ、喫煙・飲酒が増えたりすることも、歯周病のリスクを高めます。
食いしばり・歯ぎしりが増える
ストレスによる食いしばりや歯ぎしりは、歯を支える組織に大きな負担をかけ、歯周病を進行させる一因になります。
出血がある場合の対処法
出血しても歯磨きは続ける
出血が怖くて磨くのを避けると、歯垢が溜まってさらに悪化してしまいます。力を入れすぎず、毛先を歯と歯茎の境目に当てて、やさしく丁寧に磨きましょう。
早めに歯科医院を受診する
出血が1週間以上続く場合や、腫れ・口臭を伴う場合は、歯周病が進んでいる可能性があります。また、まれに血液の病気やお薬の影響で出血しやすくなることもあるため、気になる症状があれば自己判断せず、ご相談ください。
出血と歯周病の進み具合
歯茎の出血は、歯周病の進行度によって程度が異なります。初期の歯肉炎では、歯磨きのときに少し血がにじむ程度ですが、進行するにつれて、何もしていなくても出血したり、朝起きたときに口の中が血の味がしたりするようになります。
出血が続くと「またか」と慣れてしまいがちですが、出血のある歯茎は、細菌が血管に入り込みやすい状態でもあります。体調が悪い時期ほど、症状が強く出ることもあるので、早めに対処しましょう。
ストレスをためにくくするお口のケア
ストレスを感じているときこそ、歯磨きの時間をゆっくり確保して、お口を清潔に保つことが大切です。寝る前の丁寧なケアは、気持ちを切り替える習慣にもなります。また、日中に食いしばっていないか意識して、歯を軽く離しておく「TCH(歯列接触癖)」の改善を心がけましょう。
当院では歯周病の治療・予防に取り組んでいます
生野区のいりふね歯科では、歯周病の検査・治療から、定期的なメンテナンスまで対応しております。
歯茎の腫れや出血、口臭などが気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
歯周病治療専門サイトはこちら:https://perio.wan-wan.jp/