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若い人でも歯周病になる?年齢に関係なく気をつけたいお口のトラブル

2026.03.17
若い人でも歯周病になる?年齢に関係なく気をつけたいお口のトラブル

「歯周病は年配の方に多い病気」というイメージをお持ちの方は少なくありません。たしかに年齢を重ねるほどリスクは高まりやすいものの、若いからといって無関係とは言えません。実際には、若い世代でも歯ぐきの炎症や歯周病が起こることがあります。今回は、若年層にも起こりうる歯周病についてわかりやすくご紹介します。

なぜ歯周病は「高齢者の病気」と思われやすいのか

歯周病は、歯を支える歯ぐきや骨に炎症が起こる病気です。進行すると歯を支える骨が少しずつ減り、最終的には歯を失う原因になることもあります。こうした状態は高齢の方で多く見られるため、「歯周病=高齢者に多い病気」という印象が広まりやすいのです。記事内でも、65~74歳では約53%、75歳以上では約62%に歯周病がみられるデータが紹介されています。

また、過去の広告や市販商品の印象から、「歯周病は年齢を重ねた人の悩み」というイメージが強く残っていることも一因と考えられます。ですが、実際には若い世代でも歯周病の入り口となるトラブルは起こりえます。

若い人でも歯周病になることはある?

結論から言うと、若い方でも歯周病になる可能性はあります。歯周病は大きく「歯肉炎」と「歯周炎」に分けられます。

歯肉炎は、歯ぐきに炎症が起きて腫れたり、歯みがきのときに出血したりする状態です。この段階では炎症が歯ぐきにとどまっているため、すぐに歯が抜けるようなことはほとんどありません。

一方、歯周炎は歯肉炎がさらに進行した状態です。歯と歯ぐきの間にある溝、いわゆる歯周ポケットが深くなり、4mm以上になると歯周炎と判断されることがあります。若い方であっても、この状態であれば歯周病が進行している可能性があります。

若年層で注意したい「侵襲性歯周炎」

若い世代の歯周病の中でも注意したいのが、「侵襲性歯周炎」です。これは30代以下でみられることがあり、一般的な歯周病よりも進行が早いのが大きな特徴です。歯を支える組織が短期間で傷み、気づいたときには歯がぐらつくほど悪化している場合もあります。

侵襲性歯周炎には、広い範囲に及ぶタイプもあれば、一部の歯に限って現れるタイプもあります。さらに、原因となる細菌の性質によっては、歯垢がそれほど多くなくても炎症が強く出ることがあるとされています。そのため、「ちゃんと磨いているから大丈夫」と思っていても、症状が進んでしまうケースがあるのです。

侵襲性歯周炎の主な特徴
  • 若い世代、とくに30歳以下でみられることがある
  • 進行が早く、顎の骨に影響しやすい
  • 特定の歯に強く現れることがある
  • 歯垢が少なくても発症する場合がある

若いうちから歯を守るためにできること

歯周病は、高齢者だけのものではありません。特に侵襲性歯周炎のように進行の早いタイプでは、年齢に関係なく注意が必要です。「まだ若いから大丈夫」と油断していると、知らないうちに症状が進んでしまうこともあります。

歯を守るために大切なのは、毎日の丁寧なセルフケアと、歯科医院での定期的なチェックです。毎日の歯みがきで汚れをしっかり落とし、必要に応じて歯石除去やクリーニングを受けることで、歯周病の予防や早期発見につながります。若いうちから定期検診を習慣にしておくことは、将来のお口の健康を守るうえでも大きな意味があります。

まとめ

まとめ

歯周病は年齢を重ねた方に多い傾向がありますが、若い方にも起こる可能性があります。とくに進行の早いタイプでは、初期のうちに気づいて対策することがとても大切です。年齢にかかわらず、毎日のケアと定期検診を続けて、健康な歯を長く守っていきましょう。

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