歯周病は、日本人の多くがかかっているといわれる身近な病気です。それなのに「自分は大丈夫」と思っているうちに、気づかないまま進行してしまう方が少なくありません。
なぜ歯周病は気づきにくいのでしょうか。今回は、その理由と、早めに気づくためのポイントを解説していきます。
歯周病が気づきにくい3つの理由
1. 痛みがほとんど出ない
虫歯は、進行すると「しみる」「ズキズキ痛む」といった分かりやすい症状が出ます。一方、歯周病は初期から中期にかけて、痛みがほとんどありません。痛みという「警報」が鳴らないため、放置されやすいのです。
2. とてもゆっくり進行する
歯周病は、数か月から数年という長い時間をかけて少しずつ進みます。毎日見ている自分の歯茎の変化は小さく、「昔からこんな感じだったかも」と思い込んでしまいがちです。
3. 症状を別の原因だと考えてしまう
歯磨きのときの出血や口臭を、「疲れているから」「歯ブラシが硬いから」「食べ物のせい」と考えてしまう方も多くいます。しかし、こうしたサインの陰に歯周病が隠れていることは珍しくありません。
見逃したくない初期のサイン
次のような変化があれば、歯周病の始まりかもしれません。
- 歯磨きのときに歯茎から血が出る
- 歯茎が赤く腫れている、ぷくっと膨らんでいる
- 朝起きたときに口の中がネバネバする
- 口臭が気になるようになった
- 歯が長くなったように見える
- 歯茎がむずがゆい、違和感がある
なお、喫煙されている方は、血管が縮んで出血しにくくなるため、歯周病が進んでいても出血に気づかないことがあります。「血が出ないから安心」とは限らない点にも注意が必要です。
早く気づくためにできること
定期検診を受ける
歯周病の状態は、歯周ポケットの深さを測る検査やレントゲン撮影で、客観的に確認できます。自分では分からない変化も、歯科医院ならチェックすることができます。
半年に1回は歯科医院へ
痛みがなくても、半年に1回程度、定期的に歯科医院で診てもらいましょう。早期に見つけられれば、歯を削ったり切ったりせず、クリーニングと日々のケアで改善できる可能性が高まります。
歯周病を放置するとどうなる?
歯周病は、初期の段階では歯茎の炎症だけですが、放置すると歯を支える骨(歯槽骨)が少しずつ溶けていきます。一度失われた骨は、自然には元に戻りません。歯茎が下がり、歯がグラグラし、最終的には抜歯が必要になることもあります。
また、歯周病の炎症は歯茎だけにとどまらず、糖尿病や心疾患など全身の健康にも影響を及ぼすことが分かってきています。「痛くないから大丈夫」と考えず、症状が軽いうちに対処することが大切です。
自宅でできる歯周病のチェック習慣
鏡で歯茎を観察する
月に1回程度、明るい場所で歯茎の色や形を確認しましょう。健康な歯茎は、薄いピンク色で引き締まっています。赤みや腫れ、歯と歯茎の間のすき間の広がりがあれば要注意です。
歯磨きのあとの歯ブラシを見る
歯ブラシの毛先に血が付いていないか、確認する習慣をつけるのもおすすめです。出血が続くようなら、歯科医院で相談してください。
当院では歯周病の治療・予防に取り組んでいます
生野区のいりふね歯科では、歯周病の検査・治療から、定期的なメンテナンスまで対応しております。
歯茎の腫れや出血、口臭などが気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
歯周病治療専門サイトはこちら:https://perio.wan-wan.jp/