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インビザライン中にホワイトニングはできるのか?

2025.04.07
インビザライン中にホワイトニングはできるのか?

歯並びを改善して正しい噛み合わせと美しい状態を実現するインビザライン。歯の着色を落とし、白く輝く歯を目指すホワイトニング。これらの治療は、お口の審美性に関心を持つ患者様にとって大変魅力的なものだと思います。もちろん審美性だけではなく、健康面から見ても正しい歯並びや清潔な歯は大きなメリットがあります。そんなインビザライン治療とホワイトニングについて、患者様から「同時にできないか」というお声をいただくことがあります。

インビザラインとホワイトニングについて

患者様の中には、インビザラインとホワイトニングを同時に行いたいという方がいらっしゃいます。歯並びを整えて美しい状態にするのですから、色味も綺麗にしたいというお気持ちはわかります。
しかし、同じタイミングで行うという点に関しては、あまり推奨できるものではない、ということを事前にお伝えしておきたいと思います。理由としては、患者様の負担が大きいこと、思うような効果を得られない可能性があること、矯正治療に支障をきたしてしまう恐れがあることなどが挙げられます。

歯の移動中はホワイトニングを控えるべき?

矯正治療中であってもホワイトニング自体は可能ですが、ホワイトニングの施術を行う際にはいくつかのリスクがあることを事前にきちんと知っておく必要があります。例えば、矯正治療の初期段階にホワイトニングをしても、歯が重なっている部分など歯並びが乱れている部分、マウスピースのサポートをするアタッチメントの部分はホワイトニングの薬剤が届かず、色むらが起こってしまう可能性があります。いざ歯並びが改善されたときに「歯の色味が揃っていない」という事態を避けるためにも、なるべく歯の移動中のホワイトニングは控えることが望ましいでしょう。また、患者様によっては歯に負担がかかって痛みが出たり、矯正治療の予定がずれてしまったりすることもあります。

知覚過敏の方は要注意

矯正治療中は、歯の移動に伴いお口全体が敏感になっている状態です。そのため、普段よりも刺激を受けやすく、ホワイトニングの薬剤がしみる可能性があります。オフィスホワイトニングで使用する薬剤は濃度が高いため、通常時であっても知覚過敏のような痛みが出る方がいらっしゃいます。矯正治療中は尚更リスクが高まりますので、無理な施術は控えるようにしましょう。また、ホームホワイトニングを行う場合であっても痛みや違和感があった場合は施術を中断し、知覚過敏が落ち着いてから再開するなど配慮が必要です。

どうしても併用したい場合は、保定期間に入ってからがおすすめ

インビザラインでの治療中にどうしてもホワイトニングが必要になった場合、当院では患者様のお口の状態に合わせたオフィスホワイトニングを提案いたします。オフィスホワイトニングは歯科医院で施術を行う方法となるため、患者様がご自宅で薬剤やマウスピースを扱う必要はありません。とはいえ、知覚過敏や色むらが出てしまうリスクはあるため、なるべくインビザライン治療後の保定期間など、歯の移動が終わってお口の状態が落ち着いてからのホワイトニングをおすすめしております。「どうしても歯の着色が気になる!」という場合には刺激の少ないホワイトニングや、歯科衛生士によるプロフェッショナルクリーニングなど臨機応変に対応させていただきます。

ホワイトニングについては事前にご相談ください

ホワイトニングについては事前にご相談ください

歯の黄ばみが気になるなど、歯の色味でお悩みの際には、ぜひ事前にご相談いただけたらと思います。当院では患者様の負担の少ないホワイトニングを提供するために、紫外線を含まないLEDの使用や、患者様のお口に合わせた薬剤の調合など、さまざまな工夫を行っています。痛みや色むらのリスクがあるままインビザラインと併せてホワイトニングをしなくても、効果的に歯を白くできるよう努めてまいりますので、まずはお気軽に「ホワイトニングをしてみたい」という旨をお聞かせいただけたらと思います。

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