コラム

歯周炎の正体は?

2023.11.30

歯周炎の他に歯肉炎、歯周病という言葉があります、歯肉炎は、歯周炎つまり歯槽膿漏の始まりをいい、歯を支える組織全体をいいます。

最初は歯肉炎から始まります。歯と歯肉の間には小さな隙間がありますが、その隙間に細菌が侵入して歯肉が炎症をおこすと歯肉炎になります。

歯肉炎の内に治療すれば、治療も簡単で成果もあがるのですが、なんの自覚症状もないうえに、素人目には何も変化が見えないので、この段階で歯医者にかかる人は少なく、むしろ虫歯などで治療をうけにきて発見されるケースが多いです。

そして歯肉炎は放置すると次第に歯茎の内部を侵し始め、ついには歯を支えている歯槽骨を破壊してしまいます。ここまで進むともう立派な歯槽膿漏で、歯槽からは膿が漏出し、いつも口臭が絶えなくなります。そして支えを失った歯はぐらぐらと揺れ動き、ついには抜け落ちてしまいます。

このように歯周炎は、歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気ですが、定期的な口腔清掃で初期の段階から予防していけば、進行を食い止める事ができる病気でもあります。

普段からの歯みがき、及び、定期口腔清掃で歯周炎予防をしていきましょう!

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