毎年、6月4日から10日までは、歯の衛生週間として、お口の中の健康増進についての啓発活動が行われています。
歯と全身の健康について、現在では、歯の本数と全身の健康状態、歯周病と全身疾患との関係、口腔内細菌と心血管系疾患との関係等の根拠が明らかになってきています。
高齢になっても健康でいる為の基本の一つは「自分の口で食べる」ことにあります。歯を失う一番の原因となる歯周病の自覚症状は、40代からで明らかになってきています。
ですが、それ以前より定期的な歯科健診や適切な歯科口腔保健指導を行い、高校生、大学生の年代から発症する症状の出にくい初期の歯肉炎をコントロールしていくことで、将来的には歯周炎の発症を抑え、さらに歯周病との関連性が指摘されている全身疾患の重症化予防へつながると考えられています。
年に一度、歯の衛生週間を機会にお近くの歯医者さんで定期健診を受けてみてはいかがでしょうか。