コロナ禍が落ち着いたとはいえ、まだまだマスク生活が長引く昨今、口呼吸をする人が増えているようです。
口呼吸が癖になると、感染症にかかりやすくなったり口臭の原因になるばかりか、歯並びにも悪影響が出てくる可能性があります。
正しく鼻呼吸をしていれば、舌は上あご前方にある「スポット」とよばれるくぼみにおさまっています。
しかし、口呼吸の場合、本来より舌の位置が下がっている為、舌の力が常に舌あごに加わり下の歯が上の歯より前へ出てしまう「受け口」になりやすくなります。また、唇の筋力も伝わりにくいため、前歯を内側に抑える力が弱く、「出っ歯」にもなりやすくなります。
加えて、常にあごの位置が下がった状態であるため、あごの成長に支障が生じます。するとあごと歯のバランスがくずれ、歯並びが悪くなる原因になります。特にまだ成長過程のお子様は口呼吸の癖がついてしまわないよう、日頃から気をつけてあげて下さいね。
